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打楽器の世界

子どものころ、吹奏楽のコンサートを聴きに行ってあこがれたのがティンパニでした。習い事というとピアノやバイオリン、ちょっと変わったところでクラリネットとかサキソフォンという人もいないではありませんでした。しかし打楽器はまず身近にやっている人がいません。所有している人といえばなおさらでした。その上、学生の吹奏楽部の打楽器関係の人というのは妙におしゃれな人が多い、と卑近な例ですが感じていました。
そんなことを思い出したのは、先日日経新聞の文化欄で野口力氏の原稿を見たからかもしれません。
元読響のベテラン。原稿の、特に海外の著名な指揮者の回想部分はとても勢いがあり、興奮の渦に巻き込まれるようでした。ハチャトゥリアン指揮の「通常より2倍速いテンポの」「剣の舞」を聞いてみたかったと思いました。
著書「交響的一撃」についても触れてありました。
これは600部を印刷だそう。新聞の原稿の勢いには惹きつけて離さないものがあり、ぜひ読んでみたいと思っています。
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author : cpbadm-f | - | -