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ネーミングライツ

コンサート情報を見ていると、見慣れないホール名がありました。
以前住んでいた街にゆかりの企業名がついているので、その街のものだろうと意識下に思いながらしばらく時が過ぎました。
最近になって、それが何度か足を運んだ大規模施設だと知りました。
予想通り、知名度の高い企業がネーミングライツ(命名権)を取得していました。
もともとのホール名は、そんなに思い入れがあった、文化の香りがあるようなものではありませんが、やはりこうして企業の名前がつくと、その企業に対する自分のイメージが先行して、ちょっと落胆するような気持ちになります。
スポーツの分野では、もっと協賛企業を募集している施設が多いですが、契約満了とともにほかの企業がネーミングライツを取得して名前が変わるなど、利用者にとっては混乱しかねないケースもあります。
何より、名称というものはその施設に対する愛着につながっていることを考えると、存続のための資金確保という面でやむをえないとはいえ、ネーミングライツというシステムそのものに複雑な思いがしました。
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author : cpbadm-f | - | -