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コルトナの朝

少し前に友人がフェイスブックで紹介してくれていた辻井伸行の自作・演奏曲「コルトナの朝」を聞きました。
辻井さん自身がイタリア・コルトナを訪れたときに着想して書いた曲だと言います。
鳥たちのさえずり、木々のざわめき、そういった爽やかさや癒しだけでなく、万物が生き生きと立ち上がるような朝の力強さを感じさせる曲で、何度も聞きました。
辻井さんは知られている通り、生まれながら目の不自由な方ですが、お母さんは彼が子供のころ、美術館へ連れて行って、絵の解説をひとつひとつ丁寧にしてくれた、というエピソードを読んだことがあります。
そういった経験もすべて今の表現につながっているのかもしれない、とふと思いました。
心澄み切る「コルトナの朝」。行ったこともないイタリアの田舎町が浮かんでくるようでした。
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author : cpbadm-f | - | -