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ムーミン分析

新聞の文化欄ということでいえば、かねてより、日経新聞の文化欄が好きです。学生時代にも、日経は実は文化欄が面白い、という話をマスコミ志望の友人とよくしていました。一般紙のテレビ欄に相当するページにあるのですが、話題も緩急、硬軟さまざま、隙間産業ならぬ話題あり、実に多様です。
最近、切り抜いていたのは、森絵都さんの書いた「ムーミンママ再考」(3月9日)。トーベ・ヤンソンのムーミンシリーズは子どものころ熟読したので、自然に目が行きました。
ムーミンパパやママの人物像を、少しだけ社会的?に、分析していて、またムーミンシリーズを読みたくなりました。
森さんいわく、「ムーミン世界の背景には数々の自然災害が仕込まれているけれど(中略)ムーミンママは慌てず騒がずに泰然としている」
あたたかく、包容的でありながら、雨が屋根を打つ音を聞きながら昼寝をし、「自己を回復させるための場所」を持っている、という分析。
この「雨が屋根を」うんぬんというくだり、今でもよく覚えていて、雨の日になる度に思い出していたので、とてもしっくりきました。
…とりとめがなくなりつつありますが、どーんと構えていて包容力に満ちあふれつつ、自分を持っているムーミンママが、ちょっと素敵に思える記事でした。
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author : cpbadm-f | - | -