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雲庭の書

古いスクラップを整理していたら、赤羽雲庭の新聞記事を見つけました。
王羲之、王献之父子を極めたと言われる書家です。
代表作の「暮山魏峨」の写真も出ていました。1963年。
これは、書というのは分からないと思わせられた作品です。
世間的な「達筆」ではなく、ただ、じっと見ていると味わいがあるような気もしてくるという。。。点画の配置が云々と言ってみても、私の鑑賞ではそのレベルです。
ただ、旅の途中で見た中国の山の印象に基づくと言われると、この書の向こうに、中国の山塊のイメージが浮かぶような気もします。
雲庭はガラス会社の社長で、書で生計を立ててはいなかったと言われます。
そういう背景が作品にどう影響を及ぼしているのか、そのあたりも興味深いところです。
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author : cpbadm-f | - | -