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今日の一枚

何年かぶりにCDラックから取り出したのは、江差追分の歌い手、木村香澄さんのCD「香澄(KAZUMI)」です。
若手の実力派で、海外での演奏経験もある方ですが、このCDはソーラン節をテンポよく編曲した「ソーランビート」など正調江差追分にとどまらない魅力を伝える一枚。歌詞にも時折、遊び心がのぞきます。
何度か北海道江差町での江差追分全国大会を聞いたことがありますが、江差追分は不思議な魅力のある民謡。
全国大会は、3日間同じ江差追分を参加者が次々に歌い続け、優劣を競うものですが、なぜか飽きさせません。
また、先細りが懸念はされるものの、若い歌い手も育っていることを考えると、しっかりと根付いた文化だといえます。
朝一番から聞くには、少々食傷気味に感じることもある民謡ですが、北前の船頭たちが行き交った往時を思いながら、聞く時間が好きです。
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author : cpbadm-f | - | -