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ラ・フォル・ジュルネ2

4月30-5月1日に開かれるラ・フォル・ジュルネ新潟では、各会場にショパンとバッハゆかりの人にちなんだサブネームがつくことになっています。
例えばりゅーとぴあコンサートホールは、ショパンの友人で兄弟弟子でもあり、写譜者・出版者でもあったフォンタナ。
りゅーとぴあ劇場はドラクロア。偉大なロマン主義の画家であり、ショパンの親友でもあります。
音楽文化会館は女流作家であり、ショパンの恋人でもあったジョルジュサンド・・・といった具合です。
昔日の作曲家たちが持っていた意外ともいえる交友関係をたどると、演奏にまた膨らみが感じられる気がします。例えていうなら、世界史を学ぶとき、各国史ばかり勉強しているより、同時代の他国史を並行して学ぶ方が、それらの関連性、あるいはシンクロニシティともいえる面白さがあるのと似ているでしょうか。
サンドの小説、ドラクロアの絵画。ショパン年だからこそ、こうした「ヨコのつながり」も一緒に楽しんでみたいと思います。
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author : cpbadm-f | - | -