<< 白鳥 | TOP | バッハ カンタータ147番 >>

ダマーズ

フルート関係の調べ物をしていたら、無性に聴きたくなったのがダマーズ「フルートとピアノのための変奏曲」。
ダマーズといえば、母親がハーピストであったこともあり、ハープの曲がよく知られています・・というかハープやフルート演奏者以外にはあまり名を知られていないという側面もあり、再評価の待たれる作曲家です。
ダマーズの曲を聴くと、思い浮かぶのは、なぜか数学でいう「展開」。項と項が結び付き、どんどん開いていくあれです。
多彩な音が五線譜からこぼれおち、噴水のようにあふれる瀟洒な作風は、春風を思わせます。
このCDの奏者は京都市交響楽団首席奏者の清水信貴氏。ソフトな雰囲気、抒情的になりすぎない軽やかなテクニックが、心なしかダマーズの作風にぴったり合っているように感じます。
-
author : cpbadm-f | - | -