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トゥーランドット

「トゥーランドット」
だれもがその旋律を一度は聞いたことがある著名な歌劇です。中でも「誰も寝てはならぬ」はトリノ五輪で荒川静香が演技に使い、一躍有名になりました。テノールの高音がラストに聞かせ、しびれさせます。
 歌劇の楽しみは、音楽に加えて衣装や舞台装置など幅広いですが、「トゥーランドット」は、ストーリーも大好きです。
 中国の皇帝の娘トゥーランドットに求婚するためには、3つの謎を解かなければいけません。王子カラフは謎ときに成功しますが、彼女は応じず・・・。
 オペラのモチーフは大抵恋、愛と相場が決まっていますが、トゥーランドットの多少荒唐無稽にも思われる横暴さも、最後に愛に目覚めていく様子も、物語の面白さです。
 あらためて調べてみると、舞台となっている中国では、中国蔑視の象徴とみなされ、20世紀の終わりに開放政策が進むまで、公開されなかったそうです。
 しかし舞台が中国であることが、余計に物語に神秘さを加味していると感じるのは私だけでしょうか。
 
 
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author : cpbadm-f | - | -