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指南本

久しぶりにクラシックの聞き方を指南する本を一冊買いました。
ネットのレビューを見て選びました。
形式にあまりとらわれず、時には譜面に忠実な演奏を否定しながら、とつとつと好みをつづるタイプの本です。
本当に好きなんだなあ、と感心する一方で、出てくる曲や演奏家を自分の耳でもう一度たどりたくなります。
それは、例えば有名作家がごく個人的に自分の愛読書について書いた本を読む楽しさと似ています。
自分の好みと違っても作家のフィルターを通すと、その本が違って見えてくるのと同じように、やはりクラシックも感じ方や観点で聞き方が広がってくるように思います。
ところでこの本を読んで、一番賛同したのは女流演奏家についての評でした。いわく、男が理屈で考えるのに対して女は直感を大事にする、それは神に通じるものがある、と。
感性で漠然ととらえていたものを表現してもらえたようで、とても気持ちよく感じました。
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author : cpbadm-f | - | -