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黒猫

もしもタイムスリップするなら・・・と、考えてみたら。思いついたのは1880年代のパリでした。
例えばモンマルトルの丘の麓にあった文学キャバレー「黒猫」。当時の文芸の発信地だったとされます。
ドビュッシーもこの店の常連だったとか。ここに集まる詩人の詩をもとにしたシャンソンを残していると聞きます。
道立帯広美術館に所蔵されている「黒猫」のポスターを描いたのは、テオフィル・アレクサンドル・スタンラン。作曲家の劇画も描いていました。
文化人たちが交錯していた当時を思うと、店の片隅でいいからその様子を見ていたかった、などと思います。
そんな当時の熱い、文化の交錯を思うとき、ドビュッシーの音楽も広がりを持った違った響きに感じられます。
そんなわけで今日はドビュッシーを聞いています。
「牧神の午後への前奏曲」
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author : cpbadm-f | - | -