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ヴィヴァルディ 調和の霊感 第2番

中学時代にチェロを始めて、最初に演奏した「本格的な」曲がこれでした。
「調和の幻想」とも訳されますが、好んで「調和の霊感」と呼びたいと思います。
ヴィヴァルディといえば、「四季」が有名ですが、個人的にはこの曲が一番好きです。「四季」には、王道中の王道を歩いてるようなメジャーさ、華やかさ、誤解を恐れずに言えば能天気な感じすら抱くのですが、「調和の霊感」はもっと神聖なイメージがあります。
かといって難解でもなく、緩急が入れ替わり展開するスタイルは聴きやすく‐好きな曲のひとつです。
調和の霊感―そのタイトルには‐訳し方の問題はあるにせよ‐、司祭であったヴィヴァルディが、大いなる存在から何かを感じ取って曲を作り上げる、という意識を持っていたのかもしれないと思います。ちょっと勝手な想像がすぎるでしょうか。
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author : cpbadm-f | - | -