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ショパン 練習曲第3番「別れの曲」

気恥しいほど日本ではポピュラーですが、「別れの曲」。
「革命」や「幻想即興曲」など派手でテクニック重視の曲も好きですが、ショパンの中ではこちらの方がしっくりきます。
よく知られていることですが、「別れの曲」のタイトルは原題ではなく、日本で放映された同名のドイツ映画に由来するもの。心なしか邦画やドラマの別れのシーンでよく聴く気もしますが、関係ないというわけです。
本来はショパンが故国ポーランドに対する愛を込めた曲、と言われます。
ところで下世話な言い方ですが、メジャーである分、上手下手もわかりやすい曲。遅いカンタービレがこなれない弾き手も、何度か目にしました。
物悲しい旋律に、欧州の街のイメージを重ねて聴きます。
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