今日の一枚

最近よく聴いているのは、森洋子さんの「チェンバロの冒険」です。
チェンバリストの森洋子さんとパーカッション、バイオリンによるCDで、チェンバロの素晴らしさを知った一枚です。
チェンバロというと、ガチガチのバロックみたいに思っていましたが、
この曲集では、ピアソラやビートルズ、坂本龍一など20世紀のポピュラー音楽も取り込み、まさに「冒険」。でもそれがしっくりはまって、とてもかっこいいのです。
中でも大好きなのは、季節外れではありますが「戦場のメリークリスマス」。もともと曲自体も大好きですが、チェンバロの演奏だと、嫌味でなく「和」の趣があって、ついリピートしてしまいます。
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ネットでレッスン

東京と北海道をネットで結んだチェロの遠隔レッスンが行われているそうです。
十勝・中札内村は、田中義剛さんの「花畑牧場」で有名なところ。
この村の初心者の小中学生の受講生が、東京にいる講師の映像を見ながら、弾き方を学ぶというもので、3月までに、計4回のレッスンを行うそうです。
私も地方育ちですが、都会に比べてどうしてもクラシックに触れる機会は少ないもの。楽器によっては、習う先生がいないこともよくあります。私もチェロをやっていましたが、弦が切れると、替えの弦の入手にしばらくかかることもよくありました。
少し前までは東京の先生のレッスンをこうした形で受けられるなんて
想像もしませんでした。
こうした取り組みが広がり、チェロを始めとしたさまざまな楽器の楽しさを知る機会がもっと増えればいいなと思います。
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東京クヮルテット

東京クヮルテットが今年、結成40周年になります。
新聞や雑誌などで頻繁に取り上げられるのを目にし、
とても懐かしい気分になっています。
日本人による弦楽四重奏楽団の草分け的存在で、
創設メンバーはジュリアードに留学していた日本人の
若手。
中学生のとき、クラシック雑誌で初めて知り、気鋭の日本人
アーティストというだけで、とてもうれしくなっていました。
そのころ、クラシック好きの友人と音楽談義になり
「日本人のクラシックはやっぱり、日本人くささが抜けない」と批判的にいう彼と議論になったものでした。
そのクヮルテットもメンバーが何度か入れ替わり、今は
インターナショナルな構成になっています。
2月に東京・銀座で開かれるコンサートでは、40年前のデビュープログラムが再現されるそう。
最近のちょっと気になる話題です。
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