矢野顕子トリオ

ブルーノート東京のHPを見ていたら、きょうは矢野顕子トリオが出演する日でした。
デヴィットサンボーンらと共演を重ねたウィル・リー、それにナタリーコールらのサポートを務めたクリス・パーカーとのトリオです。
心だけブルーノートへ飛びました。
矢野顕子の曲を聞いていると、いたずらっ子の後を追いかけているような気分になります。
音符の上を飛び跳ねて、笑いながら妖精のように逃げるいたずらっ子。
彼女の曲は、遊び心がたっぷりで、「○○的」と表現しきれません。
やたら歌詞に食べ物が出てくるのですが、それが妙にしっくりくるのは何なのでしょうか。決して散文的にはならず、それさえも小粋におめかししているような感じです。
音楽は限りなく意味を求めず、自由に楽しむこと。
豊かな才能に、あらためて教えられる気持ちです。
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上原ひろみ

ラジオでチックコリアの話題を耳にし、ふと聞きたくなったのが上原ひろみです。
ジャズピアニストという肩書きに違和感を覚えるほど、ジャズの枠にはおさまらない人。17歳のときにチックコリアに見出され、共演したエピソードはあまりにも有名です。
年間100日は世界各地で公演しているそうですが、エネルギッシュな演奏がとても好きです。
作曲も手がける才気あふれるアーティストなだけに、アイドル風な売られ方をしているのが、少々もったいないような感じすらしています。
オフィシャルサイトによると、今年の11月には「ヴォイス」のトリオで、日本各地のツアーが予定されています。
熱風のようなあの演奏に、力をもらいたくなりました。
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オカリナの世界

音楽好きの知人が、オカリナの曲を自作し、YouTubeで試聴できるようにしてくれました。
以前、オカリナ奏者の知人にインタビューをしたことはあったのですが、オカリナという楽器にじっくり向き合ったことはありません。柔らかな音色ににわかに興味がわいてきました。
いずれもネットで試聴できたもので、全曲ではありませんが、オカリナのもつ可能性に惹きつけられました。非常に素朴な音色なので、マッチする曲は限られていると思っていたのですが、佐藤一美さんの「チゴイネルワイゼン」 (サラサーテ)は、背すじを這い上っていくようなイントロで、全く別物でありながら、全く違う世界を見せられた思いがしました。
オリジナルはもちろんですが、クラシックやポピュラーな曲も、オカリナによって全く別の曲に生まれ変わるようなそんな感じがします。オカリナ、今気にかかる存在です。
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