ラファエロ展

今月はじめに終わってしまった話題ですが、国立西洋美術館の「ラファエロ展」に注目していました。
日本初。作品が貴重すぎるゆえに、外へ持ち出しできないという事情だと何かで読みました。
ラファエロの作品のトーンは、優雅、豊穣…。日本人の目にも親しみやすい画家の一人ではないかと思います。
ラファエロの描く女性の豊満さが好きです。
「無口な女」は、何とも謎めいた表情。組んでいる指輪をはめた手は、そのまま動き出しそうです。これがラファエロ20代はじめの作品と言います。
「友人のいる自画像」で、友人の背後にいるラファエロの自画像の読み取れない視線も見る人に問いかけてきます。
これが晩年、というにはあまりにも早い、37歳で亡くなる頃~その2年ほど前と言われる作品。何を意図しているのか、気になります。
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author : cpbadm-f | - | -