マタイ受難曲

今朝の一曲はバッハの「マタイ受難曲」より。
バッハコレギウムジャパンによる最終合唱です。

今年はバッハコレギウムジャパンの指揮の鈴木雅明氏が、バッハゆかりのライプチヒ市からバッハメダルを受賞しました。
バッハ演奏に功績のあるこの賞を日本人が受賞したのは初めて。
鈴木氏の指揮というのは、宗教心あふれる、などとよく表現されますが、欧州のキリスト教文化を日本人が深く理解し、評価されたことは本当に誇らしいことだと思います。
バッハコレギウムジャパンの合唱は、ドイツ語の発音が非常に正確であると現地でも高い評価を得ていると聞きます。
非常に透明感のある演奏。これは日本の奇跡ではないかと、少し大仰かもしれませんが、そんな風に思います。
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フェルメール

フェルメールの画集を見る機会がありました。
フェルメール。
今年は9月まで国立西洋美術館で行われた「ベルリン国立美術館展~学べるヨーロッパ芸術の400年~」に、「真珠の首飾りの少女」が展示され、さらに認知を広げた一年だったように思います。
現存するフェルメールの絵は決して多くないそうですが、そのほとんどは構図が同じだと言われます。
「真珠の首飾りの少女」も同様で、室内の片隅に、片側から光が差しこんでいる形。
最小限のものしか描いていないのに、光の当たり方が部屋の様子をさまざまに推測させます。
有名なのはターバンの鮮やかなフェルメールブルーが印象的な「真珠の耳飾りの少女」ですが、こちらの「真珠の首飾りの少女」の少女の存在感はとても素敵です。
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