三大バレエの父

最近バレエを見るようになって、遅ればせながら偉大さを感じるようになったのがチャイコフスキーです。
「悲愴」や入門的な曲のイメージを持っていましたが、三大バレエと呼ばれる「白鳥の湖」「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」の三作品をあらためてバレエとともに聞き直してみると、卓越した才能に感嘆します。素晴らしいといわれる舞台であるほど、チャイコフスキーの音楽が光るように感じます。
「白鳥の湖」のチャルダッシュやマズルカ、「くるみ割り」の「中国の踊り」やチェレスタを使った「金平糖の踊り」など着想の豊かさに楽しませてもらいます。
役人出身で作曲家として活躍した年数は決して長くない人だったそうですが、それでもありとあらゆるジャンルの曲を残しています。7か国語を自由に操るコスモポリタンだったと最近知りました。その視点の自由さも創作のエネルギーだったのかもしれません。
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月に寄せる歌

新国立劇場で行われていたオペラ「ルサルカ」の公演が終了しました。
アリア「月に寄せる歌」(白銀の月)はよく知られ、ドヴォルザークの美しい響きが印象的な作品です。
国内で上演されることはほとんどないということでした。
水の精ルサルカは人間の王子に恋をして、人間の姿にしてもらうのと引き換えに声を失う。恋は叶って王子と結婚することができるが、声を出さないルサルカからほかの女性に心を移しー。
「人魚姫」を彷彿とさせる切ない悲恋の物語です。
ドヴォルザークの故国・チェコ出身のキズリンクの指揮、ノルウェー・オスロ国立からのプロダクションレンタルと話題満載。。
前評判を裏切らず、各メディアでも高い評価を得ていました。
あまり馴染みのないチェコですが、あこがれをかきたてられています。
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