スピーカーの音

友人との雑談で、最近はスピーカーからの音に触れる機会が少ないという話になりました。
なるほど、考えてみると、若い世代はほとんどPCからの音をイヤホンで聴いているかもしれません。
何でもコンパクト化した時代。昔ながらの大型のオーディオもはやりません。
レコードを聴いて育った私には、あの音を知らないというのは、ちょっと残念なような気もします。
そんなところに、パナソニックが高級オーディオブランド「テクニクス」を復活させるというニュースを読みました。
同社の小川理子理事はプロのジャズピアニストでもあり、このプロジェクトの成長戦略を担っているということ。
コンポで約40万円、高級システムは一桁多い価格になる見込みで、購買層をイメージしづらいような気もするのですが、「本物の音の体験を」というコンセプトには、激しく共感します。
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イザイの自筆譜

先日、ウジェーヌ・イザイがショパンのピアノ曲をアレンジしたコンサートが米日本大使公邸で開かれた、という記事を読みました。
イザイは、エリザベート王妃国際音楽コンクールの前身、イザイ国際コンクールゆかりのバイオリニスト。
北九州のピアニスト、永田郁代さんがワシントンの米議会図書館に保管されていた自筆譜を判読し、刊行したものと言います。
判読しづらい書き込みが多く、これまで出版されなかった譜面ということ。
記事からは分かりませんが、刊行を記念したイベント、ということなので、これから目にすることができるのでしょうか。
イザイは演奏者としてのテクニックに優れ、それゆえなのか、演奏が難しい曲が多いため、作曲家としての素顔を感じる場面はあまりありません。
これから少しずつその全容が分かっていくのかもしれません。
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