能の魅力

知人からの便りに、最近能楽に頻繁に足を運んでいることが書いてありました。
九州地方に住んでいる知人で、最近は、「小鍛冶」を鑑賞したそうです。
受け売りですがー剣の鋳造に取り組む小鍛冶が、稲荷明神に救いを求め、名刀を仕上げるーというストーリーだそう。
「相撲は神事」という言葉がありますが、能など日本の芸術の世界も常に神の世界とつながっているように思います。それだけ日本文化が、「カミ」と密着しているということなのでしょうか。
能の世界はちょっと敷居が高い気がして、私もそう何度も鑑賞したことはありませんが、最近は開演前にあらすじが説明されたり、平易な解説書が配られる場合も多いようです。
能の歴史は約700年。静けさの中にこれだけの表現を秘めている芸術は、これもやはり日本独特という感じがして、誇らしい気持ちになります。
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ニューイヤーコンサート

ニューイヤーコンサートの告知をあちらこちらで見かける季節となりました。
何となく、見ているだけで、新年を思い、心が弾みます。
新年にはオーソドックスにドボルザークの「新世界」を聞きたいと、CDラックに所在を確かめたりもします。
最近、ホテルでのニューイヤーコンサートも、家族向けが増えてきたように思います。
特徴は、お子様の入場を制限するのではなく、主役に置くところでしょうか。一定の規模の編成の「本格派」でありながら、楽器の紹介やちょっとしたサプライズを挿し込み、家族でクラシックを楽しめるイベントが増えてきているように感じます。
価格もディナーショーと同じか、それ以下の場合が多いようです。
ホテルでニューイヤーというと、限られた層の楽しみ方のようなイメージもありますが、段々照準が広がってきたのでしょうか。
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