青春の影

更新が滞ってしまっていました。
名曲と言われる曲のカバーについて調べ物をしていました。
いわゆるフォークとか、そういう分野が中心だったのですが、なぜその曲がカバーし続け、歌い続けられているのか、そういう考察も楽しいものです。
これまた検索でたまたま見つけたのですが、「青春の影」。
1970年代のチューリップの曲ですが、男女実にいろんな人にカバーされているのに驚きました。
曲はもちろんよいのですが、この詩は実に考察に値します(というほど大げさなものではないのですが)。
別れの歌とも結婚の歌とも取れる内容。
そしてこの歌に描かれている男性像も、興味深い。
少し弱い男性像。と思えるのは私だけでしょうか。これも時代なのではと思います。詩はそこを見るのが面白いです。
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新日本フィルに

リリースは昨年12月でしたが、新日本フィルの新音楽監督に、ドイツ拠点の指揮者、上岡敏之さんが就くことになりました。
今年の4-8月がアーティスティック・アドバイザー。9月以降、5年間、音楽監督。
新日本フィルとは2009年以降3回の共演で、そこからの感想が「運命的なものを感じた」だそう。
自主公演の3分の1-2分の1に出演するそうですが、新日本フィルの場合は、これはどれくらいの分量になるのでしょうか。
先日、一般紙の文化欄でのコメントでは「決まった時期に大人も子供も楽しめる定番作品を取り上げる」とか、と抱負を語っていました。
それはぜひお願いしたい!
オーケストラとしての新日本フィルの方向性も、楽しみにしています。
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エンター・ザ・ミュージック

火曜日の夜、BSジャパンで放送している「エンター・ザ・ミュージック」。
指揮者の藤岡幸夫が司会を務めています。
藤岡さんといえば、研究者の一族に生れ、文学部出身。
そういうイメージだけが私の中で先行していました。
番組にはさまざまなゲストが出演し、対談を行います。
クラシック音楽の初心者向け、という触れ込みだけあって、演奏シーンよりも、トークに重きが置かれている雰囲気。
小学生チェリストの北村陽がゲスト出演した際は、よい意味で目線が低くない藤岡さんの姿勢が、私には好ましく思えました。
文字通り、態勢から子供と話す雰囲気がなく。
深夜のこういう時間帯の番組には、地味にヒットが生れるという気がしますが、この番組の評価はいかがでしょうか。
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ブルネロ

チェロ奏者の動向は、相変わらずつい目で追ってしまいます。
最近の話題は、アントニオ・パッパーノに率いられて来日したローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団の公演。
マリオ・ブルネロとの共演がありました。
マリオ・ブルネロはイタリアの名チェロ奏者。演目はドボルザークのチェロ協奏曲でした。
ブルネロの演奏は豊穣そのもの。
もちろん繊細な技巧も、ですが、私はチェロの最大の魅力は豊穣ということだと勝手に思っているので、ブルネロは余すところなくこの楽器のよさを引き出しているようにさえ、感じられるのです。
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ちょっとした奇跡

若い友人が結婚するというので、一緒にお祝いソングを作らないか、と誘われました。
多用にしていてなかなかそういうモードにならず、これはちょっと無理かな、と思い始めましたが、式の2日前に詩が完成。
間に合いませんよね?と曲をつける友人に聞いたら、出張だったそうで、駅のホームで書いたといって間に合ってしまいました。
こういうとき、大抵は歌詞カードを用意して配るのですが、今回はサプライズなのでそれはなし。
初めて歌詞なしで聞いて印象に残してもらうためには、シンプルな歌詞、シンプルな旋律がよいように思います。旋律が複雑だと、いい曲だ、という印象は残っても、具体的なものが残らないような。
当日は曲をつけた友人がピアノで弾き語りをしました。
よくこれを朝のホームで書いたね、という曲でした。
創作をしていると、ちょっとした奇跡が起こるような気がします。
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一週間

中学時代の社会科の教員に、ロシア民謡「一週間」は社会主義をテーマとしている歌だ、と教わりました。
「日曜日に市場へ出かけ/糸と麻を買ってきた-」というあれです。
なぜか惹きつけられるメロディー。おかしみはありつつも、社会主義の生活を投影している(と教わりました)詩。
この訳詞が森おくじという人だと最近知りました。
森おくじは北海道の生まれで、召集され、シベリアで捕虜生活を送ります。
望郷の念の中から、音楽活動が生まれ、ロシアの歌に興味を持った、と言います。
帰国し、音楽舞踊団の一員として活動するようになってから、訳したロシア民謡のうちの一つが「一週間」でした。
抑留されていた主な場所は厳寒の地、ハバロフスク。
そこに訳詞活動の原点があったのかと思うと、軽やかな「一週間」が胸に迫るような気もします。
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スピーカーの音

友人との雑談で、最近はスピーカーからの音に触れる機会が少ないという話になりました。
なるほど、考えてみると、若い世代はほとんどPCからの音をイヤホンで聴いているかもしれません。
何でもコンパクト化した時代。昔ながらの大型のオーディオもはやりません。
レコードを聴いて育った私には、あの音を知らないというのは、ちょっと残念なような気もします。
そんなところに、パナソニックが高級オーディオブランド「テクニクス」を復活させるというニュースを読みました。
同社の小川理子理事はプロのジャズピアニストでもあり、このプロジェクトの成長戦略を担っているということ。
コンポで約40万円、高級システムは一桁多い価格になる見込みで、購買層をイメージしづらいような気もするのですが、「本物の音の体験を」というコンセプトには、激しく共感します。
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イザイの自筆譜

先日、ウジェーヌ・イザイがショパンのピアノ曲をアレンジしたコンサートが米日本大使公邸で開かれた、という記事を読みました。
イザイは、エリザベート王妃国際音楽コンクールの前身、イザイ国際コンクールゆかりのバイオリニスト。
北九州のピアニスト、永田郁代さんがワシントンの米議会図書館に保管されていた自筆譜を判読し、刊行したものと言います。
判読しづらい書き込みが多く、これまで出版されなかった譜面ということ。
記事からは分かりませんが、刊行を記念したイベント、ということなので、これから目にすることができるのでしょうか。
イザイは演奏者としてのテクニックに優れ、それゆえなのか、演奏が難しい曲が多いため、作曲家としての素顔を感じる場面はあまりありません。
これから少しずつその全容が分かっていくのかもしれません。
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アートプロジェクト

2000年のはじめの数年、各地の大学に相次いでアートマネジメントを学ぶ学科やカリキュラムが設けられたように記憶しています。就職の間口が少ないイメージがありますが、その後はどうなっているのでしょうか。そういうことを学んだ人が将来を描きやすい状況にになっているのでしょうか。
先日、東京都がアートマネジャーの育成講座を始めるというニュースを読みました。約30人が10回の授業で学び、講師はアートイベントのディレクターや社会学者と言います。
経済紙の文化欄に載っていた記事の範囲では、内容が十分想像できなかったのですが、この分野は決して進んでいるとはいえない現状。行政とアートマネジメントというと、残念な話題ばかりがしばしば聞こえてくるだけに、プラスにつながっていけばと望んでいます。
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夏のロックフェス

夏はロックフェスティバルの季節。
きょうから、新潟県の苗場ではフジロックフェスティバルです。
国内外のトップアーティストの出演ですが、今年は加山雄三が「THE King ALL STARS」として出演するという話題も。日本人アーティストでは最年長クラスでしょうか。
今年の楽しみはほかに、来月16・17日のサマーソニック2014。今年はクイーンが来日し、ソニックにだけ出演するという垂涎の企画つきです。
フレディ・マーキュリーが亡くなって寂しさがありましたが、今年はポップス歌手のアダムランバートがボーカルで出演。
往年の名曲が新しく響くビッグステージとなりそうです。
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